プリザーブドフラワーの開花作業とは?
2017/03/15
プリザーブドフラワーは、生花を加工しているので、お花の大きさや状態もいろいろです。
メーカーから仕入れた花は(主に薔薇ですが)お花が大きく開いてない状態のものが多いです。
おそらく開花した状態だと、加工や箱詰めなどの際に傷が付いたり、花びらが取れてしまったりするからだと思います。
ですので、商品を出荷する前に、全てのお花を開花させてお送りしています。
この作業をハナリロでは、「お花の膨らまし作業」と呼んでいます(^^)
一輪一輪行うので、専任のスタッフもおります。
この開花作業をすることで、お花の存在感も商品の雰囲気も全然違ったものになります。
▼右側が開花したお花です。
お花が生き生きとして見えませんか。
開花作業と一緒に、お花のメンテナンスも行っています。
花びらの欠けや破れなどの補修を行います。
お花の開花作業は、主にコットンを花びらの間に詰めて開かせています。
趣味でアレンジされている方は、お化粧用のコットンを小さくちぎってピンセットで入れてみてください。
花びらは繊細ですので、少しづつ丁寧に入れていくと、徐々に開いていきます。
花びらを全てばらしてから、グルー(ホットボンド)で接着していく方法もありますが、
習得するのに少しコツが必要ですので、コットンを使用する方が調整しやすくておすすめです。
花びらの補修は、ひびが入っている場合は、ハート型のようにカットすると目立たなくなります。
端が少し欠けてる場合は、ハサミで花びらの淵と平行にまっすぐにカットすると良いです。
他には、デンファレやジャスミン、ガーデニアなども開花作業をしています。
▼右側が補修後のデンファレです
デンファレはお花が反っていたりバランスが悪い場合があるので、お花の裏にグルーをつけてきれいに広げてあげます。
▼右側が補修後のジャスミンです
ジャスミンは花が閉じていることがあるので、花びらの根本にグルーをつけて開花させます。
▼右側が補修後のガーデニアです
ガーデニアは花びらが丸まっていることが多いので、全て広げて開花していきます。
ガーデニアとは洋名で、和名はクチナシです。
クチナシはとても甘い香りがするお花で、植え込みなどで見かけることもあると思います。
このようにすべてのお花に開花作業を施しています。
プリザーブドフラワーの販売を始めた当初(約10年前)は、このような作業は行っていませんでした。
その頃は、まだプリザーブドフラワーがあまり認知されていなくて、教室なども少なかったように思います。
お客様からの声や、同業者からのアドバイスなど、いろんな意見を参考にして、現在の開花作業の手順へと変化してきました。
プリザーブドフラワーは、生花に出来るだけ近い状態で長く楽しめるようにと、きっと、たくさんの人の想いの上に出来上がったお花だと思うのです。
なので、生花を飾るように、プリザーブドフラワーも楽しんでいただけたら嬉しいです。
たくさんのお客様の笑顔を目標に、これからも改良していきたいと思います。
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